色ちがいの図形が、一瞬だけ並びます。消えたあとに聞かれるのは「あの形は何色だった?」だけ。
図形は3個・5個・7個と増えていきます。全12問、最後まで通しでやります。
色ちがいの図形が、一瞬だけ並びます。消えたあとに聞かれるのは「さっきの ほし は何色だった?」だけ。色は見えていたし、形も見えていた。それなのに、どの色がどの形についていたかだけが出てきません。
色と形は、それぞれ別の仕組みで処理されています。「この形はこの色」とひとつのものにまとめる工程は、そのあとで注意を使って行われます。だから注意が行き渡らないと、色も形もちゃんと見えているのに、組み合わせだけが入れかわります。1982年のトライスマンとシュミットの実験では、一瞬だけ見せた色つきの文字について、実際には出ていなかった色と文字の組み合わせを見たと答える誤りが、その画面に無かった色を答える誤りよりはっきり多く出ました。覚えたあとの短期記憶でも同じことが起きていて、ウィーラーとトライスマン(2002)は、色だけ・形だけを答えるより、その2つの組み合わせを答えるほうが成績が落ちることを報告しています。このゲームの選択肢は毎回4つで、正解1つ/同じ画面の別の形についていた色2つ/その画面に出ていなかった色1つ、と内訳を固定してあります。外したときにどちらだったかを結果画面で分けて出すのはそのためです。入れかわりのほうが多ければ、色そのものは残っていて、持ち主だけが落ちています。図形が3個から7個へ増えるのは、まとめて保てる数の上限(多くの人で3〜4個)を超えさせるためです。
選択肢は4つなので、当てずっぽうでも12問中3問前後は当たります。7問で標準的なところ、9問を超えると組み合わせを保てているほう、11問以上はかなり上です。図形7個の4問だけを見ると、多くの人は当てずっぽうに近い成績になります。12問は少ないので、1回の結果を実力と決めつけないでください。